歯周病が全身疾患と関係があることは近年患者さんにも浸透してきたと思います。
先日糖尿病で入院されていたという患者さんが、退院したとの事でご来院いただきました。
糖尿病が進行して入院して体重もかなり(どれくらいかは聞きませんでしたが)落ちて血糖値も120に
落ちたと言って体調がよくなったんだよと喜んで来られました。
それと共に今までは右下のグラグラした歯が痛くて噛めなかったのに、血糖値が下がると共にその歯のぐらつきが収まり
噛めるようになったとの事でした。
改めて歯周病と糖尿病の関連性の深さを示すものだとびっくりしました。
ただこのケースは糖尿病の治療→歯周病の改善という事ですが、この逆も沢山存在します。
すなわち歯周病の治療→糖尿病のHbA1c(糖尿病の血液検査の数値)の低下という事です。
ですから定期的な検診やお掃除が必要という事がご理解いただければと思います。