親知らずが生えてきたと言われて来院される小学生、中学生の患者さんもおられます。
親知らずは基本的には18歳を超えて生えてくることが多く、私の経験で最年少の方でも15歳そこそこでした。
ならば小学生で出てきた歯は何?中学生で出てきた歯は何?
というとほとんどが小学生の低学年では「第一大臼歯」で、中学生ごろに生えてくる「第二大臼歯」であります。
患者さんは「歯牙年齢」という言葉をご存じないので仕方ありませんが、
歯は生えてくる年齢がある程度決まっています。
私たちは特にお子さんですが、歯の生えている状況や本数である程度の年齢を推し量ります。
ですから3歳のお子様で永久歯が生えることはないということです。
奥歯の歯の形態は似通っており、私たちも気を付けて見てみないとたまに乳臼歯(子供の奥歯)と永久歯の大臼歯を見間違えることもあります。
たまに聞く話ですが間違って永久歯を抜いてしまったということも漏れ聞きます。
特に歯が生えてくるときは「産みの苦しみ」ではありませんが、痛みを伴うことも多いです。
虫歯で痛いのか、歯が生えてきていたいのか。
ご心配な時はご相談ください。