インプラントの治療と言うのは手術を伴います。
当然痛みがあったり、腫れたりすることがあります。
先日当院で手術をされた患者さんが消毒でその翌日に来院されました。
マスクをして完全防備の上です。
理由は上唇がかなりはれ上がっており、内出血も認められるほどだったからです。
症状をお尋ねしたところ腫れてはいるが特に痛みはないとの事。
さすがに当院の黒川先生はお上手です。
患者さんも特に問題なさそうな顔をしておられました。
理由は私も横で聞いていたのですが、黒川先生がとにかくしっかりと患者さんに説明していたことです。
ですから患者さんは腫れに関して十分に納得されていましたし、痛みが無いのでそれほど心配もされていませんでした。
術後の痛みがひどい場合は術後感染が疑われ、術後経過が思わしくない時があります。
私もそれを心配していましたが、さすがに黒川先生。
全く問題な方です。
特に今回はその患者さんは「骨造成」といって、骨が薄い為に人工骨を入れて骨を作る手術と共にインプラント体の埋入をしたので、いつものケースより確かに数段腫れていました。
このように手術をするときはやはり術前の説明がいかに大事かを思い知ったケースでした。
でも歯科治療はほとんどが「手術」に入るので、単なる虫歯の治療でもしっかりとした事前説明が必要だと強く感じられました。