金属の歯が取れました。
恥ずかしながら私自身の事です。
その取れたところのセメントが歯に一部残っており、鋭利になっています。
従ってベロがそこに刺さるように痛かったです。
歯医者は他人の歯は治せますが、自身の歯はなかなか治せません。
しかも左下の一番奥の歯。
鏡でかろうじて見ることが出来るかというところで、詳細は鏡を2つ合わせ鏡にして見てもよくわかりません。
でも痛いのです。
昔から歯医者は歯が悪い人がなるべきだという持論を持っていましたが(患者さんの気持ちがよくわかるという意味で)、現実になるとちょっとさすがに痛いです。
日本戦の大事なワールドカップの開始まであと30分と言うときに、お酒とつまみで楽しみにしていた時間でした。
酔っているので他人の治療は医療法で出来ませんが、自分の歯ならば自分で責任をとればいいので、診療室へ行き使える器具(1人だけで治療をするので、器具の選定が成否のすべてを左右するので)を探して何とか鋭利な部分は削り取ることが出来ました。
しかしあんなちょっとのことが、あれほど痛みを伴うとは。
あの時以来、以前にも増して患者さんの気持ちを考えて治療するようにしています。