· 

入れ歯の形態②

昨日の入れ歯の話の続きです。

 

先日その「バータイプ」の入れ歯を入れた患者さんが来られました。

 

状況がその入れ歯はもう使う事が出来なくて新しい「床タイプ」にしなくてはいけない可能性のある患者さんでした。

 

それと言うのも現況は5本の歯が欠損しており、バータイプでも補う事の出来る状況でバータイプの義歯が装着されていましたが、今回は反対側の歯が折れて膿が出ている状態で、そちらを抜歯すると最低7本の欠損となり昨日お話したように「床タイプ」がかなりベターなケースとなるからです。

 

患者さんにお話をしましたが大変ご理解のある方で、その床タイプでいいですと簡単に言われてしまいその欠点を十分にお話をさせていただき、取りあえず今の状態のまま抜歯をしないで一度保険の入れ歯を作ってみようという事で一件落着となりました。

 

保険とは言え作ったはいいけど入れられない(発音障害や違和感が大きくて)となった場合、後戻り(今の入れ歯を使ってもらう)という事が出来ない状態を作りたくなかったからです。

 

次回に歯型を採り義歯を作っていきますが、時にはこういう場合のように患者さんが私どもの話を十分にご理解頂けていないことも有り、我々も説明が十分であるかどうか毎回自問自答しながら患者さんへ説明させていただいています。