昨日は日本中の方々をお騒がせした歯科治療に関する事案が報道されました。
岡山のとある歯科医院における治療の件です。
患者さんのご了解なく虫歯?の治療をしたという事でした。
私もいろいろと調べましたがその歯科医院にはそれ以外にもいろんな問題があるようにも思われました。
確かに伝聞ですので詳細は控えますがやはり患者さんのご同意を頂けないといけないという事を改めて実感させられました。
我々の歯科治療は「請負契約」であると弁護士から常々言われております。
すなわち患者さんがお願いしたのでそれを請け負ったという形という事だそうです。
まあ私の歯科医院では患者さんのご了解を得ることなく治療をすることは有りませんし、患者さんが悩んで考えているようならば必ず「ではまた次回までに考えてまたご質問頂いて結構ですよ」とお伝えし、とりあえずお帰り頂きます。
抜歯に関してなどは患者さんに頼まれない限り抜かない、というのが基本的な考えです。
ですから患者さんともめることもありません。でも昨日報道の歯科医院では患者さんの了解なく治療を歯科医師の独断でやっていたようですし、その他にもいくつもの金銭的な問題や同事例が多発していたようなので、逮捕となったようです。
我々は確かに世間的には過大なほどの権利を有しております。
でもその裏返しは過大なほどの責任があるという事です。
治療を施す立場としてこの両者を忘れるべきではないと、今回の件を他山の石としていきたいと再認識しました。