生まれつき永久歯の数が足らない患者さんがおられます。
傾向としては親知らず(前から数えて3番目の大臼歯)、小臼歯(前から数えて45番目の歯)、側切歯(前から数えて2番目の歯)が多いです。
親知らずは当然一番奥なのであっても無くてもそれほど大きな問題は引き起こしません。
側切歯も意外に歯が無くても前歯というのは整然と並ぶので、我々も見逃してしまうことがあるぐらいなのであまり問題は起きません。
問題は小臼歯です。
今私の患者さんで23歳の方がお二人、その永久歯が1~2本足りません。
永久歯自体が無いのです。
従ってお口の中は永久歯群の中に1~2本だけ乳歯が混じっている状態です。
問題はその歯が抜けたとき1本分の隙間が物を咀嚼するべく場所に生じるという事です。
今そのお二人ともが先月からその乳歯が腫れて痛いという事で来院されました。
そろそろ抜歯を考えなくてはいけないのですが、その後のいい方策が見つかりません。
歯が無い時は4つの方法論しか存在しません。
①ブリッジ
②入れ歯
③インプラント
④何もしないで放置
上記のどれにも当然のことながらメリットデメリットがあります。
その点を勘案するにいい方策が無いのが実情です。
続きは後日…