またまた海外へ赴任する方の治療です。
鏑木先生の担当の患者さんが来られました。
左下が腫れたということです。
来週から東欧圏の国へ5年間お仕事で赴任されるそうです。
大変まじめな患者さんとお見受けしました。
たぶんお仕事で歯医者などへは来たくても来れなかったのではないかと思われるような口腔状態で、とりあえずの治療は終わっていますがいかんせん左の顎の下が腫れています。
虫歯による感染症です。
さてどうするかと鏑木先生が私にヘルプを求めて来られました。
今何をしてどのように治療を今後していくか、赴任先で歯科治療を受けるかなど。
ご本人様はその国での歯科治療を拒まれております。
やはり日本の治療が安心できて、以前そこで受けられた治療はあまり納得のいくものではなかったそうです。
飛行機にも乗ることもあるでしょうから神経の治療を薬を含んだ綿だけ入れて空洞にしていると患者さんによっては内圧が高まると激しい歯痛を訴える方もおられます。
その辺も十分に考慮の上、鏑木先生に治療方針を伝えました。
一見簡単そうですが、患者さんの諸事情まで含めますと簡単な治療がかなり高度な判断を要することも時々あります。
このようなケースはまさにそれです。
くれぐれも海外に行かれるご予定のある方は、早めの受診をお勧めします。