フッ素塗布は小さなお子さんにとって有用な虫歯予防の処置の一つであることは言うまでもありません。
今日も2歳3か月のお子さんがフッ素塗布のために来られました。
とてもおりこうさんでして、自分1人で治療台に上ってくれました。
でも問題はここからです。
あんまりおりこうさんなので少し機械を上に上げたのですが、その途端に「もういい、もういい」と言って泣き出しました。
うかつでした(泣)
いくら子供さんが自分で機械に座ったとしても、やはり2歳児は2歳児。
慎重さに欠けました。
大変反省です。
泣いたのですぐに診療台から降ろしてお母様と今後の事をお話させていただいたのですが、その間中ずとスタッフとおもちゃで楽しく遊んでくれていました。
結局お母様とお話をしまして(乳飲み子を抱えた方でしたので最初に「ご一緒にお座り下さいと言えず、またこちらでスタッフに赤ちゃんを預けてもらえばよかったのですが、あまりに2歳児のお子さんの調子が良かったためについ流れに任せてしまいこういう結果となってしまいました)もうワンチャンスをいただくこととなりました。
1.6歳児検診の際にもそのお子さんは泣きながらフッ素塗布をやったそうです。
お母様に「今日押さえつけて塗布することは簡単ですが、トラウマとなって今後の歯科検診などの際には大変困ったことになるかもしれないので、今日は無理をせずにこのままお帰り頂いて、また次回にトライしてみたい」とお願いして了承をいただきました。
今般我々の診療室に来られる方で「歯科治療恐怖症」の方のほとんどは、小さい頃のトラウマが原因と考えられます。
ですから当院ではくれぐれも嫌がるお子さんに治療やフッ素塗布を無理強いすることは避けています。
今は無理でも、いい意味でそのお子さんの将来に結び付けばと考えています。
でも今日は反省でした(._.)