当院にはインプラントを担当してくださっている黒川先生がおられます。
神奈川歯科大学を卒業され東京歯科大学、鶴見大学で口腔外科、インプラントを勉強されてきた、口腔外科の認定医です。
昨日もインプラントの相談の患者さんが来られてCTを見ながら説明をされていました。
残念なことにその方はインプラントを埋める事が出来るだけの骨の量が少なくて、今回予定していた部位へのインプラント治療があまり芳しくない結果となりそうな事をご説明して、その結果今回はブリッジへの治療方針の変更となりました。
反対側は当院で10年ほど前にインプラントを埋めて「たった1本のインプラントでこんなに噛めるようになるんですね」とお喜び頂いており、その為に今回もそのようにしたいというお気持ちで来られたのですが、残念でした。
こういうケースも大変多く当院では何でもかんでもインプラント!という姿勢では治療に臨んでいません。
どの治療もそうですが必ず是是非非で患者さんと共に相談しながら判断していきます。
前述のケースも骨を作る手術などをすれば埋める事が出来る可能性がある事。
但しそのためには約1年以上の治療期間が必要である事。
埋めたインプラントとその上に作った歯のバランスがそれでもやや悪い事。
などなど十分に説明をしてくださり、結局患者さんはブリッジにしたいというお考えに変更され、大変納得してお帰りいただけました。
やはり懇切丁寧に説明をして、インプラントの担当の先生であってもいろんな状況を説明して「インプラントありき」の姿勢で無い説明が患者さんの共感を呼んでいるんだと感じました。
黒川先生に感謝です。